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退職者への配慮 [雑感]

4月に入り、卒業式や会社の退職の時期が終り、
これからは、入学式と入社式の時期となりました。
 
お花見をしようと企画して、
小学校の恩師に連絡をしたところ
「今の時期は入学式で急がしい!」のだ
そうでありました。
 
教育に縁のない私としては、うかつでありました。
 
 

話は変わりますが、
つい先日の事です。
先輩達2人と私の3人で、
「近況報告会」という名目で
三越前の粋な飲み屋に集まりました。
 
乾杯をして暫らくした頃、
1人の先輩が「実は・・・私、今月で
会社を卒業するんですよ」と言い始めました。
 
そのため、その飲み会は、
急遽「送別会」という事になった次第です。
 
残る私達2人は、すでに7年前に、
その会社を退職済みです。
 
 

そして、その日から数日後の、
彼の退職日まであと3日となった
月曜日の事です。
 
「いつ送別会をしてくれるの?」
というメールが彼から入りました。
 
「えっ?、金曜日に送別会を
したばかりなのに・・・。」
 
「あれは、近況報告会だったのでは」
と言うやり取りの後、
「では、改めて明日の夜ミニ送別会を
開きましょう」と言う事になりした。
(この時、何かを感じた私でしたが・・・。) 
  

そして、翌火曜日の夜。
グラスを傾けながら彼の話を聞くと、
前日に私と約束した直後、
職場の人から「明日送別会をしますけど?」
と言う話が出たそうです。
 
私としては、「職場の人たちの好意を
優先すべきだ」と話したのですが、
「私との約束が先だから」との彼の話なのです。
 
自分もそうでしたが、長い間勤めた会社を去る時、
男でも「ナーバスな気持ち」になるものなのです。
 
沢山の先輩達が会社を退職して行くのを
見送ってきた彼です。
 
話を聞いている内に様子が分かりましたが、
彼の退職の日の1週間前になっても、
更に3日前の午前中になっても、
彼への「送別会」の声が上がらなかった
と言う事です。
 
私の想像ですが、
その時期まで「送別会」の声が上がらなかったために、
彼は「職場の連中は、自分をそのくらい軽い程度に
考えていたのか」と思う様になったのではないかと思うのです。
 
そして、ついに退職3日前になり、
数日前に飲んだばかりの私に、
再度声が掛かったのではないかと思うのです。
  
 
また、彼としても、
退職3日前まで何の声も掛けられないので、
気持ちが幾らかナーバスなり、
退職日直前に声を掛けられた事への、
反発と面子(メンツ)があったのではないかと想像します。
 
人が退職する時は、仕事の引継ぎもあるので、
退職日の1ヶ月前には職場内に知らされるはずです。
 
 
 
職場に残る同僚の配慮としては、 
 
遅くとも退職日の1~2週間前には、
 
本人の退職日までの予定を確認してあげて、
 
「送別会」を開いてあげるのが、
 
「同じ職場で働いてきた者達の気持ち」
 
なのではないかと私は思うのですが、
 
如何なものだろう?
  
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
(おまけのひと言)
 
 
本日は、
小学校時代の友人達と
ある場所に出かけ、
その後夜になり
大阪から上京する
大学時代の友人達との
会う予定です。
 
 私も、
1日に2つもの約束が
重なるのは
些かきつい年齢に
なって参りました。

タグ:送別会 退職
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yamagtxp

紺碧の書さん、初めまして。

ナイスをありがとうございます!
by yamagtxp (2010-04-04 09:59) 

虹子

う~~ん、なんか物悲しい。
そのお友達の気もち、よくわかります。
女性は結婚(嬉しいだけでなく、別れの気持ちも大きい)や
こどもの卒園、卒業など、プチ喪失体験があるのですが
男性にとっては退職が大きな別れの体験ですよね。
だからもっともっと大事にされてほしかったですね。
私も知らないうちに自分のことで精いっぱい、気をつけよう。
それにしても、yamagtxpさんの優しさが
今回も伝わってきました。

by 虹子 (2010-04-08 16:21) 

yamagtxp

虹子さんコメントをありがとう。

でしょう~、可哀想でしょう。

実は、その職場には私の知り合いが
何人もいるので、遠まわしに戒めたのです。

by yamagtxp (2010-04-08 19:49) 

mokoママ

こんばんは!

実は退職後の辛さ、寂しさは・・・すでに我が家の主人も体験済みなんですが、この感情は長い間仕事をして来た殿方にしか理解出来ない事なのかも知れませんね?

私の知人の旦那様は趣味も友人も無く、そのストレスでうつ病になったと聞きました。

今思えば、私も傍に居て主人のそんな気持ちを理解して上げれず叱咤激励ばかりしていた自分が悔やまれます。
(幸い我が主さまはご近所で畑仲間が出来て、遊びの輪も広がり今では結構忙しくしています。)

職場の後輩の方々も、退職される先輩のそんな複雑な心の内を少しでも思い遣れる優しさや気遣いが欲しかったですよね~。

その点、今尚第二のお仕事をされていらっしゃる?yamagtxpさんはお幸せですね~!
誰にでも何時かは訪れる悲哀ですので、少し早い内から心の準備をされて
第二の人生をまだまだ楽しむ事で生き甲斐を見つけるのも大事な事なのでしょうね?
by mokoママ (2010-04-08 22:57) 

yamagtxp

mokoママさん、今晩は!

私の第二の転職先でも私の運命は
どうなるか分かりません。

私が高校生の頃、隣に住むお父さんは、
長年日立製作所に勤めた後定年になりました。
今考えると、その頃の定年は55歳です。

そのお父さんは、定年を迎えて、もう会社に行かなくて
良いはずなのに、毎日朝早く起きて、ネクタイをして
背広を着て、電車に乗り、隣の駅まで行っていたそうです。

そして、それを3ヶ月続けたそうですよ。

男と言う生き物は、案外ナイーブなんですよ。


by yamagtxp (2010-04-09 21:52) 

yamagtxp

まるまるさん

ナイスをありがとうございます。
by yamagtxp (2010-04-14 10:37) 

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