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墨田の花火とお爺さんのDNA [ラジオ]

 
私は、子供の頃、
夏休みになると、必ず浅草の本家に行き、
そこが居心地が良いので、1ヶ月間ほど泊まりこんでいました。
 
 
 
 
 
近くで、隅田川の花火大会がある時は、お婆さんが
私の好きな五十嵐さんの天丼の出前を取って置いてくれました。
 
 
 
実は、本家は墨田川の近くの花火問屋で、
夏になると、
花火大会と大相撲で賑わっていました。
 
 
 
私が店先にいると、
初代の若乃花が一人で買いに来た事もありました。
 
 
 
 
そして、若乃花が優勝した時は、
蔵前国技館からオープンカーで凱旋パレードが行われ、
黒山の人だかりが出来ました。
 
子供にとってこんな面白い事が起きるし、
お店には花火だけでなく、
子供が喜ぶ駄菓子屋製品が沢山並んでいたので、
家に帰る気がしないのも無理はありませんでした。
 
 
そして、夜10時頃には床に就くのですが、
お爺さんは、箱型のラジオを床の間に置き、
いつも、NHKの放送を聴きながら寝入っていました。
 
大きなボリュームですので、
隣の部屋で寝る私にもその放送は聞こえます。
 
そして30分もすると、
お爺さんも、私もいつの間にか寝てしまいましたので、
誰がそのラジオを消したのか分かりません。
 
 
今振り返ると、その影響なのか
私は10代の頃から、
ラジオを聴きながら寝入っていました。
 
当時の、いわゆる「ながら俗」でした。
 
 
そして今、気が付くと自分もお爺さんと同じ様に、
箱型のラジオを聴きながら寝入っています。
 
 
 
 
しかし、お爺さんの頃から文化は進み、
周りの迷惑にならない様に、
耳にイヤホーンをして、
しかも、60分で自動的にラジオの電源が切れる様な
セットが出来ます。
 
私が、この箱型ラジオを買う気になったのは、
聞きたいラジオ番組があるのに、
その時間は用事があったりして
放送を聞きそこない、
今までに何回も残念な思いをしていたからです。
 
テレビにはビデオやDVDがあり、
時間を指定して録画出来るのに、
何故ラジオにはないのか疑問に思い
ネットで調べたり、電気屋に出かけたりして
昨年購入しました。
 
こう考えると、イヤホーンにしろ、
時間で電源が切れる装置にしろ、
人が、「こうであったら良いな」と思う事柄が、
その後皆自動化されています。
 
やはり、必要は発明の母ですね。
 
 
季節も暑くなり、そろそろ、
墨田川の花火大会の季節も近づいてきましたので、
本日は、子供の頃の思い出を記述してみました。
 
 
 
 
 

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あまめぐ

私も小学校のころ夏休みになると、父が、兄と妹と私の3人を京都の
山科の祖母のところに一ヶ月間預けにいきました
そこでの川遊びやせみ取りなど普段出来ない遊びが、今でも懐かしく思い出されます
洋服仕立て業で家には3,4人の住み込みの見習さんがいましたので、
夏休みは、仕事の邪魔にならないように、ということだったと思うのですが
私達にとっては、とても嬉しいことでした
でも夏休みも終わる頃には、父の迎えを今か今かと待ちわびるようになっていました
by あまめぐ (2007-06-25 21:53) 

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