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再び「松本清張」を読む [小説]

最近、
再び松本清張の本を手にする機会が増えた。

現在は、
彼の生い立ちから、
小説で成功するまでの内容の本を読んでいる。

若い頃の清張は、
小説から受ける力強い人物とは正反対の、
性格の気弱な人物だった様で
貧乏住まいの苦労が描かれている。

40歳半ばから小説を投稿する様になり、
世間の評判が上がるに連れて、
少しずつ自分に自信を付けて行った
様子が感じられる。


私が二十代半ばの頃、
その頃付き合っていた女性と
松本清張原作、野村芳太郎監督の作品
「砂の器」の映画を見に行った事がある。

前日寝不足だった私は
映画の前半の1時間は寝ていた。

しかし、後半1時間の
丹波哲郎と森田健作の刑事が語る
映画の主人公の生い立ちに、
すっかり目が覚め、
私は画面を食い入る様に見つめた。

そして、映画が終了した。

普通は、我先にと席を立つのだが、
今と違い入れ替え制度がなかったとはいえ、
誰も席を立とうとせず、
観客は、全員2回目に上映される
「砂の器」を堪能した。

私が今までに見た日本映画の中で
ベストワンがこの「砂の器」だ。

そのテーマ音楽の「宿命」を聴いてみよう。


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コメント 3

yamagtxp

makimaki
さん
ナイスをありがとうございます。
by yamagtxp (2013-11-28 19:44) 

虹子

砂の器は、読んだことがないですが
TVドラマで見ました。
映画は加藤剛さんだったのですね~。
松本清張さんも自信がなかったんですか。
40歳からですか。
そんな話は励まされます。

デートで寝ちゃダメすよ。
by 虹子 (2013-11-28 20:29) 

yamagtxp

虹子さん
こんにちは。

テレビのドラマは見た事はありませんが
映画は素晴らしいですよ。

「自分の中にもこんな部分がある」と
感じさせられました。

ぜひ!
by yamagtxp (2013-11-29 12:22) 

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