お祭りの夜

僕も一生懸命綱を引いている。 

夕暮れになり、町中に入って来ると、綱を引く子供たちの人数も増えてきた。

そろそろ日が暮れてきて、山車にも明りが灯る。

以前のカメラだと、明るさなど気にせずシャッターを切っていたのだが、

今回のカメラは、夕方になると人の顔が呆けて上手く撮れない。

お神輿が、八坂神社の前を何回も回り、宮入は午後９時に済んだ。

その後、暗い中で山車を解体し、派手なトラックの荷台に

オヤジ達７～８名が乗り込み夜の国道を走る。

夜風に吹かれていると、学生時代の文化祭を思い出してしまった。

本部に戻ったのが午後１０時半。

それから、銀行の駐車場を借りて打ち上げが始まる。 

松竹梅と久保田を飲みながら、お寿司のネタの部分を摘む。

私の地区で祭礼に参加したのは総勢４０人位か。

町会の人間関係に年齢の上下はない。

隣の町会長は同級生の兄貴だ。

彼の話によると、我々が小学校に入学した時、

彼が６年生を代表して我々を迎えてくれたと言う。

この話を聞かされるのはこれで３回目だ。

日本酒が美味い！

今年のお祭りも、何事も無く、無事済んでくれた。

やれやれだ。

！

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