武田鉄矢の「週刊鉄学」 [雑感]
本日のCATV (301CH)朝日ニュースキャスターの
武田鉄矢の「週刊鉄学」で、
「シャッター通り」を取り上げていた。
今や全国の駅前の商店街は、郊外の大通りに出来た
大型ストアーに蹂躙されて、閑古鳥が鳴いている。
この状況は、1974年に制定された
中小企業小売店舗を保護する「大規模小売店舗法」に始まる。
この状況を、写真の大阪大学教授の矢作さんが
簡単な英語の「ストアー」と「ショップ」に例えた。
「ストアー」とは、別の場所で製造した物を
自分のお店で展示して販売するお店。
「ショップ」とは、自分の店の後ろの小さな作業所で
製造・作成してお店で販売するか、
仕入れた物に手を加えて販売するお店を言うと。
今、駅前のシャッター通りで頑張っているのは
「ショップ」に類するケーキ屋、花屋、パン屋など
商品を自分で作るか、手を加えるなどしてから
販売するお店なのだそうだ。
逆に、「ストアー」と呼ばれる、
商品を仕入れて販売するお店は、
全部大型店にやられてしまった。
細かい商品の販売分野でも、
仕入れが整理されている「コンビニエンス・ストアー」に
やられてしまった。
すべて車社会が産んだ現象で、
自分達が車を手に入れて運転し始めたのが
1970年代であった事を思いだした。
英国では、サッチャー首相が、
「大型店の出店は街中でなければならない」、
もしくは、
「近くの街中でなければならない」と
1980年代に法律したという。
日本の輸送手段が列車・電車から車に変わり、
それに伴い、
繁華街や商店街があちこち移動しているこの現象は、
10年後にはどの様に変化してゆくのであろうか
興味があるところだ。
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